♥甘美なる道楽♥  春蝶の部屋

美しいもの、豊かなものを求める日々の記録。

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映画『TOKYOてやんでぃ』

この映画を知ったきっかけは、もう完全にヴィジュアル系バンド「DaizyStripper」が好きで、ヴォーカルの夕霧くんが好きで・・・・・ということなのですが。
落語の話!舞台は寄席の楽屋ときいて、江戸の住人である私が興味を持たぬはずが無い!
まさかヴジュアル系ロックと落語という、私の中で大きな要素を持つ趣味が、ふたつまとめてやってくる日が来ようとは!
正直言いまして、新宿だけの単館上映の映画を、定価の1800円払って見るだけの価値はあるのかう〜ん、とケチ臭いことを考えていたのですが。
行って良かった!もう、ここのところしばらくの、疲れやらストレスやら、何もかもぶっ飛んだね!
IMG_0734 2
映画の公式ページはこちら
ストーリーを詳しく語る意味はあまりないかもしれない、そんなタイプの映画です。
なので思ったことを重点的に書き残しておきたいと思います。

もうね、息をする暇が無いほど、ずーっと面白い所を探して見続けて、あっと言う間に終わっちゃった。
1時間45分くらいの映画なのにね。あっという間だった。
もとは春風亭昇太さんの新作落語、舞台版も存在するということで、ネタの面白さはお墨付きなのだけれど。
映画は映画で苦労があると思うのです。特に狭い室内に限られる映画で、カメラは何台?どうやってカメラの存在を消して映画を撮ったの?実はすごい技術なんじゃないかと思います。
そして、落語の世界を描いているのに、落語をやってるシーンは一切出て来ない。
なのにちゃんと、落語の匂いがする。
多分、主人公の立花亭ピカッチという前座の落語家さんは、実は落語がかなり上手、という設定なんだと思うんですよ。
それは彼が講座に上がっているときの、客席の描写や音で十分表現されている。
さすが9年5ヶ月の前座(普通は4年くらいだそう)。
ところが、二つ目に昇進するのに、決定的な何かが欠けている(という設定なんじゃないかな)。
それは彼の落語に対する姿勢や、長年黙って前座修行を続けているような性格なんだと思う。
負け犬体質というか。
それを、小松政男さん演じる彼の師匠が、ラスト近くでずばり指摘してました。
もっと芸としての高みをめざして修行しろ、という感じのことを。
なるほど、と思いました。
IMG_0736 2
さて、夕霧くんなんですが、ちゃんと出演してました。
とって付けたような役だったら・・と思っていたのですが、案外ちゃんと映画の1ピースになってました。
弟子入りしたいけど、礼儀も何もわからなくて、さらに気が小さい今時の若者役。
今時の若者なのは服装だけで、リアルにあんな若者はあまりいないんじゃないか、と思うのですが。
あのまま入門しちゃったら、そのうち君がピカッチだよ、夕霧くん。

とりあえずこの映画、見て損はないです。
笑って笑って、さんざん笑って、ちょっと泣きたくなって、胸がじんわりあったかくなるような映画です。
上演後、監督さんのトークショーがあったのですが、「負け犬を主人公にした映画を撮りたかった。そして笑えて、見終わって元気が出るような作品にしたかった。」とおっしゃってました。
4月は大阪で上演するそうですよ〜

あの〜、しかしこれ本当に、映画4日間で撮ったんですか?


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春蝶

Author:春蝶
美しいもの、楽しいものを集めた部屋。節操のない思考と嗜好の持ち主。歌舞伎/文楽/女流義太夫/江戸時代/宝塚/コミック/映画/舞台/日本のロック/おいしいもの/体にいいもの/コスメ/お洋服。薔薇/ガーデニア/シャネル/ジル・スチュアート/インゲボルグ/オッズオン/エクサントリーク/『おせん』/『×××hoLic』/諏訪部順一/池澤春菜/マクロスF/シェリル・ノーム。

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